【新型Nobby by TESCOM】 NIB500AとNIB300Aの違いを徹底解説【プロフェッショナル プロテクトイオンヘアードライヤー】

私も愛用するNobby by TESCOM(ノビーバイテスコム)のドライヤーに、NIB500AとNIB300Aという2つの最新製品が発売されました。
メーカーサイトでは、この2機種の違いがわかりづらいので、
購入を検討する方のお役に立つように、それぞれの違いと特徴をまとめました。
是非購入の参考にしてみてくださいね!

Nobby by TESCOMについて

nobbybytescom_brand

「Nobby by TESCOM(ノビーバイテスコム)」は、美容室シェアNo.1のTESCOM(テスコム)が展開している高級美容家電ブランドで、さまざまなTV番組にも取り上げられている話題のブランドです。
コンセプトは「私にできる、サロンクオリティ。」美容院での仕上がりを簡単に再現できることが特徴です。
テスコムは元々「Nobby(ノビー)」というブランドでプロ向けにドライヤーを販売していて、日本の美容室で70%を超える圧倒的なシェアを持っています。
「美容室のドライヤー=テスコムのノビー」と言っても差し支えないでしょう。
このプロ用商品であるノビーをベースに、一般の消費者でも使いやすいように開発された商品が、Nobby by TESCOMブランドです。
魅力は何と言ってもその速乾性。今まで感じたことのない強い風が頭皮までしっかり届き、驚くほど早く乾きます。
「美容室での仕上がりを家庭で」というのは最近の高級ドライヤーではありがちなコンセプトですが、Nobby by TESCOMは実際に美容室で広く使われて来た実績のあるテスコムならではの、“本物”といえる製品です。
デザイン面でも評価されていて、あのグッドデザインも取得する美しいデザインが魅力的です。

二つの新製品NIB500AとNIB300Aが発売

テスコムプレスリリースより抜粋

今回、新製品として新フラッグシップモデルのNIB500A(画像左)と、スタンダードモデルのNIB300A(画像右)が2機種が発売されました。
Nobby by TESCOMのドライヤーは以前から2機種をラインナップしており、
フラッグシップのNIB500AがNIB3001の後継機、スタンダードモデルのNIB300AがNIB2600の後継機種となります。

2機種共通して、これまでアッシュ(白)とブラックの2色展開だった製品カラーに新たに“スモーキーグレー”が追加されました。店頭で実物を見て来ましたが、絶妙な色合いで高級感のあるカラーリングでおすすめです。
新発売の2機種はデザインに大きく差がありませんが、旧2機種同様に性能は全く異なるため、購入には注意が必要です。
まずはスペック表から分かる違いについてご紹介した後、スペック表からはわかりづらい違いについてもご紹介します。

NIB500AとNIB300Aのスペック表からわかる違い

まずは簡単にスペック表から比較してみましょう。
Nobby by TESCOMのスペック表は、ドライヤーの主要指標含めて記載のない部分も多く、スペック表だけではわかりづらい違いが大きいので、それについては次章でご紹介します。

機種NIB500ANIB300A
ランク上位モデル下位モデル
料金24,200円(税込)11,000円(税込)
サイズ高さ / 226mm
幅/ 245mm
奥行き/ 81mm
高さ / 223mm
幅 / 237mm
奥行き / 87mm
重量620g520g
消費電力1300W1200W
風量切替BOOST
TURBO
SET
DRY
SET
温度切替HIGH(高温)
LOW(低温)
COOL(冷風)
温冷自動切替
温風
冷風
温風温度120℃120℃
イオンプロテクトイオンプロテクトイオン
NIB300AとNIB500Aのスペック比較表

スペック表から分かる、最も大きな違いは下記の3点です。

  1. 価格
  2. 重量
  3. 風の設定調整

それぞれの製品特徴を簡単にまとめると下記となります。

【NIB500A】スペック表から分かる特徴

Nobby by TESCOMドライヤーのフラッグシップモデルです。
価格は24,200円と、NIB300Aよりも2倍以上の価格差があり、高級ドライヤーの類に入ります。
重量は620gと、NIB300Aよりわずかに重たくなりますが、旧機種NIB3001が800gもあって非常に重たかったことを考えると、かなり軽量化されています。
温風温度は3段階+温風冷風自動切り替え、風量は3段階から選べ、この切り替えを活用することで、美容室でのヘアドライ、ヘアセットを再現することができます。

【NIB300A】スペック表からわかる特徴

NobbybyTESCOMドライヤーの安価なモデルです。
価格は11,000円。重量は520gで軽量。温風温度や風量の細かな切り替えはなく、ワンタッチで冷風切り替えが可能。スペック上では一般的なドライヤーと大きく変わりはありません。

スペック表ではわからない決定的な違いを紹介

これまでスペック表を中心に2機種の違いを説明して来ましたが、
これだけだと正直、2倍以上の価格差がわからないですよね?
風量を細かく調整しないなら、軽くて安いNIB300Aのほうが魅力的に見えて来ますが、ちょっとまってください。まだ判断するのは早いです。
スペック表だけでは、フラッグシップであるNIB500Aの良さが全く分かりません!
それでは、スペック表ではわかりづらい違いについて説明していきます。

風量と速乾性が全く違う

最も大きな違いが風量です。一般的に風量は速乾性に大きく影響するため、ドライヤーのスペックにはほとんど記載があります。
テスコム製品にも通常風量の記載がありますが、何故かNobby by TESCOM製品には一切明記されていません。
そのせいで、フラッグシップであるNIB500Aの素晴らしさがわかりづらいのですが、NIB300AとNIB500Aの風量は体感で倍以上違います。
安価なNIB300Aは、一般的なドライヤーと大きく変わらない風量ですが、フラッグシップのNIB500Aは、初めて使った方が驚くような風量です。
実は公式サイトでも、上位機種のNIB500Aはスピードドライ(速乾)をアピールしているのに対して、廉価版のNIB300Aは特に速乾性を売りにしていません。

【NIB500Aの公式アピールポイント】
プロ仕様のパワフルな速乾力が更にグレードアップ
“業界トップクラスの大風速でスピードドライ
地肌から素早く乾かしサロン仕上がりの美しい髪へ

https://www.tescom-japan.co.jp/products/nib500a

【NIB500Aの公式アピールポイント】
ミニマムな機能とシンプルな操作性”で快適ドライ
軽量で使いやすく、サロンの仕上がりを再現

https://www.tescom-japan.co.jp/products/nib300a

廉価版のNIB300Aは、”ミニマムな機能とシンプルな操作性”がウリのドライヤーなんです。速乾性を期待してNIB300Aを購入すると、期待はずれの結果になるのは間違いありません。
一方で、上位モデルのNIB500Aはかなりの速乾性をもっています。
私が持っている旧機種NIB3001でもかなりハイパワーで、かなり早く髪が乾きますが、さらに27%も速く乾くとのことなので、速乾性に関しては大いに期待できます。

NIB500Aはスピードドライが売り(メーカー公式サイトより抜粋)

さらに、NIB500Aは旧機種NIB3001で唯一の不満だった重量に関しても大きく改善されています。旧機種も非常にいい製品でしたが、ここだけが弱点でした。
特に女性は使っている間に手が疲れて来てしまうような重さで、クチコミを見ていても重量の指摘が目立ちます。
新商品NIB500Aは、一般的なドライヤーと比較すると若干重さは感じますが、ストレスなく最後まで使える重量感まで抑えて来ています。

NIB500Aは大幅に小型軽量化(メーカー公式サイトより抜粋)

風量と温風温度のコントロールが違う

Nobby by TESCOMのブランドコンセプトは冒頭でご説明したように「私にできる、サロンクオリティ。」ですが、それを叶える要素としてフラッグシップのNIB500Aには「風量」と「温風温度」を個別にコントロールできる機能があります。

NIB500Aは温度と風量を細かく設定できる(メーカー公式サイトより抜粋)

プロ用製品のNobbyにはこの調節機能はついていませんが、美容師の技術力でこの二つをコントロールしながら乾かしています。NIB500Aは、このスイッチを活用することでプロの技術を自分でも再現できるようになっています。
ところが、安価なNIB300Aには、風量に関しては「DRY-SET」のみ、温度に関してはワンタッチで冷風に切り替えられるボタンのみとなり、美容師の技を再現するようなヘアドライは実現しづらいと言えるでしょう。

NIB300Aは風の細かな調整が出来ない(メーカー公式サイトより抜粋)

風量スイッチについての補足

一点、風量スイッチの違いについて重要な補足があります。
2機種の風量スイッチは、弱い方から下記となります。

NIB500ASET<TURBO<BOOST
NIB300ASET<DRY

実はNIB500Aに「DRY」が無いのです。
公式に記載はなく、あくまで私の考察ですがNobby by TESCOMの風量表記は弱い順に下記の順番と考えられます。
SET<DRY<TURBO<BOOST
つまり、安価なNIB300Aで風量の強いモードであるDRYは、NIB500Aの真ん中のモードTURBOよりも風量が弱いのです。実際に風量を比べていただければわかりますが、体感的には下記くらいの違いがあります。
SET<DRY<<<<TURBO<<<BOOST
このことからも、NIB300Aには速乾性を期待するべきでないことがわかります。

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