メンズヘアアイロンの選び方とおすすめ人気ランキング10選

昔は女性の道具というイメージが強かったヘアアイロンですが、最近ではおしゃれに敏感な男性の必需品になりました。
一本持っているだけで、ヘアワックスだけではできなかったようなナチュルな毛束感やパーマ風スタイル、前髪のセットなど様々なヘアアレンジに対応する事が可能です。
この記事では、正しいメンズヘアアイロンの選び方と、おすすめヘアアイロンをご紹介しています。
毎日のスタイリングをワンランクアップしてくれるヘアアイロンに、あなたもぜひ挑戦してみましょう。

メンズ用ヘアアイロンとは?

ヘアアイロンは明確に男性用、女性用といったくくりはありませんが、スペックによって男性が使いやすいものと、そうではないものがあります。
ここでは、メンズ用ヘアアイロンの選び方について、見るべきポイントをご紹介していきます。

男性初心者にはストレートアイロンがおすすめ

ヘアアイロンの種類は主に、ストレートアイロンとカールアイロンの2種類です。
その他にも2WAYやブラシタイプがありますが、男性の場合はストレートアイロンを選べば間違い無いでしょう。強めのパーマ風スタイルなどは細いカールアイロンでスタイリングする場合もありますが、最近流行のナチュラルスタイルやアップバング、一般的なパーマ風スタイルなどは、むしろストレートアイロンの方が作りやすいので、特に初心者の方は最初の1本にストレートアイロンを選ぶといいでしょう。

設定温度は140〜180℃がおすすめ

髪の毛は約90℃からクセをつける事ができ、温度が上がるほどクセがつきやすくなります。一方で、温度が高くなるほど髪へのダメージが強くなり、乾いた髪の場合は130度ぐらいから髪が傷んできます。(タンパク質の熱変性)

ヘアアイロンの適切な温度は、髪の毛の太さや髪質によって変わってきますが、選ぶ基準としては140度〜180度範囲で温度設定ができるものがおすすめです。
注意したいのは、“ヘアアイロンの温度=髪の温度ではない”という事です。
髪の温度は通常30℃前後なので、ヘアアイロンを180℃で設定していても、髪の毛に当てた瞬間に熱が奪われ、温度は50℃ほど温度が下がります。
180℃で温度設定しても、実際は130℃ほどの温度でスタイリングしているということです。

先程のダメージの話に戻ると、髪の毛は130℃程度の温度から痛みが始まるので、ヘアアイロンの温度設定は最高でも180度を目安にするのがいいでしょう。
180℃以上の温度設定は不必要に髪を傷める場合が多いので、髪がかなり硬い方や量の多い方以外には不要な温度設定と言えます。

また、逆に髪の傷みを気にして低い温度でスタイリングする方もいますが、これもNG。髪の傷みの原因は、”高い熱”と”髪への摩擦”が大きな要因と言われています。低い温度は髪にクセがつきづらいため、何度もヘアアイロンを通し、摩擦ダメージを与えることに繋がります。
スタイリングの際は適切な温度で、なるべく少ない回数でスタイリングを行うのがベスト。
その目安が140℃〜180℃ですので、購入時は必ずチェックしましょう。

立ち上がり時間の早いヘアアイロンがおすすめ

ヘアアイロンは電源を入れてすぐに使えるものではなく、設定温度に温まるまで時間がかかります。この時間を“立ち上がり時間”と言います。
安価なものは立ち上がりに1分以上かかってしまうものも多く、忙しい朝にはかなりストレスを感じます。早いものでは18秒ほどで使えるようになるものもあるため、予算と相談しながらなるべく早いヘアアイロンを選ぶと良いでしょう。

プレート幅は15〜25mmがおすすめ

ヘアアイロンのプレート幅は、10mm〜50mmと様々なタイプのものがあります。プレート幅によって、作りやすいスタイルが変わってきます。
男性が扱いやすいおすすめは、15〜25mm幅のヘアアイロンですが、ここではアイロンの幅別に、どんなスタイルに合うのかご紹介していきます。

【10mm-20mm】スリムタイプのアレンジヘアアイロン

10-20mm幅のヘアアイロンは、スリムタイプやアレンジアイロン等と呼ばれる場合が多く、ヘアアイロンの中でも幅の細いタイプです。
プレートが細いので、強めのカールや細かな毛束が作りやすく、ヘアスタイルをを作り込みたい方にはおすすめのタイプです。
一方で、人によってはカールが強すぎてしまう場合や、一度に挟める毛束が少ないので、セットに時間がかかる等の難点があります。作り込んだスタイルが得意なヘアアイロンなので、どちらかというと中級者〜上級者向けのアイロンといえます。
スリムタイプは熱の面積が小さく、髪に温度を奪われやすいため、セットする際は高めの温度に設定するといいでしょう。

【20mm-30mm】最もスタンダードなヘアアイロン

20-30mm幅のヘアアイロンは、一番スタンダードな幅のストレートアイロンです。バランスの良いヘアアイロンなので、カールやストレートも作りやすく、初心者が最初の一本として選ぶには最適なヘアアイロン幅と言えます。
細かな毛束のアレンジは、スリムタイプには敵いませんが様々なスタイルがつくれるので、スタンダードタイプを一本目、幅狭のアレンジアイロンは2本目に買うのが筆者のおすすめです。

【30mm-50mm】ストレート特化のワイドタイプヘアアイロン

この幅は、多くの男性にとっては必要ありません。
ロングヘアーを綺麗なサラツヤストレートにしたい方におすすめです。
プレート幅が広く、広い面積でムラなく髪に熱を与えられるため、一回通すだけで一気にストレートヘアーを作る事が可能です。操作性が高く無いので、カールなどのヘアアレンジは作りづらく、ストレートスタイル特化のヘアアイロンといえるでしょう。

15mm〜25mm幅を選ぶ理由

ヘアアイロンの幅は狭くなるほど細かなアレンジがしやすく、幅が広くなるほどストレートスタイルが作りやすくなるのが特徴です。
一方で、幅が狭くなるほどセット力が落ち、幅が広くなるほどアレンジ力が落ちます。多くの男性の場合は、アレンジアイロンから細めのスタンダードアイロンを選ぶと、様々なヘアスタイルに対応できるのでおすすめです。
この幅の目安が15mm〜25mmです。

アイロンヘッドの厚さもチェック

次に、ヘアアイロンのヘッド部分の太さも確認しましょう。
アイロンヘッドとはヘアアイロン本体のプレート周りのことを指します。
ここが厚いと髪と髪の間にヘアアイロンが入れづらく、ヘアセットがやりにくいので注意しましょう。スペック表からはわからない部分なので、現物やこの記事のおすすめアイロンを参考にしてみてください。

プレートのコーティングをチェック

次に、プレートのコーティングもチェックしましょう。
一般的なプレートはセラミックコーティングや、チタンコーティングが多いですが、この2つの場合はセラミックコーティングの方が髪滑りがなめらかなのでおすすめです。滑りの良いプレートは髪摩擦を低減してくれるため、髪が痛みづらく、セットもやりやすいです。
その他にも、各社さまざまなプレートコーティングを出していますが、いずれもチタン、セラミックコーティングよりも優れた物が多いので、付加機能として注目してみると良いでしょう。

ヘアケア機能をチェック

ヘアドライヤーと同じように、マイナスイオンなどのヘアケア機能が搭載されたものも多く発売されています。
セット力だけでなく、髪の傷みも気になる方は同時にチェックしてみると良いでしょう。

メンズにおすすめのヘアアイロン

それでは、これまでのメンズ向けヘアアイロン選びの基本を元に、おすすめのヘアアイロンをご紹介していきます。

10位:ヴィダルサスーン ストレートヘアアイロン ベーシック

あのViddalSassoonの安価なベーシックモデル

あのヴィダルサスーンのヘアアイロンです、上位モデルは女性が使いやすいタイプが多いですが、このベーシックモデルはプレート幅24mmで、ヘッドが比較的細く男性でも使いやすいのが特徴。海外ブランドながら比較的安価で購入が可能。難点は温度設定が4パターンからしか選べない点です。

9位:SALONIA ダブルイオンストレートヘアアイロン (24mm)

入門機として不動の人気!コスパ抜群のバランスタイプ

様々なランキングで年間1位を獲得しているのがSALONIAのストレートアイロンです。
安価ながらプレートの滑りも良く、幅広い温度調節ができるのが特徴です。持ち運び用の耐熱ポーチも付属し、コストパフォーマンスは抜群。入門用の一本としては最適なヘアアイロンの一つです。難点はアイロンヘッドが少し太い点です。ミディアムヘア以下の男性は次に紹介する15mm幅の物がおすすめです。

8位:SALONIA ダブルイオンストレートヘアアイロン (15mm)

人気モデルのスリムタイプ!初めてのメンズアイロンに最適

サロニアで一番売れているのは24mmですが、先述の通りヘッドが太く、若干男性には扱いづらい部分があります。価格は数百円上がりますが、こちらの15mm幅のほうが細かなヘアアレンジがしやすくおすすめです。基本機能は24mmと同じで、どちらも持ち運び用の耐熱ポーチも付属します。24mm、15mmともにカラフルな色展開がありますが、黒、グレー、ネイビーのプレートだけが滑らかなセラミックプレートなので、購入時は注意しましょう。

7位:Areti アレティ ヘアアイロン ストレート & カール 2way (15mm)

東京発の美容ブランドAretiは、高品質かつ高コスパでメンズに人気

近年、急激に人気と売り上げを伸ばしているのが東京発の美容家電ブランドAretiです。
このスリムアイロンは80℃〜200℃まで5度単位で細かく温度設定が可能かつ、たった30秒で170℃まで温まる高速立ち上がりが特徴です。最長3年間の新品交換保証がついているのも嬉しいポイントです。

6位:Areti オールマイティ ヘアアイロン (20mm) i679BK

Aretiのスタンダードモデルは細身の20mm幅が丁度良い

続いてもAretiのヘアアイロンです。スタンダードモデルながらプレート幅が20mmと狭めに作られていて、比較的珍しいプレート幅です。15mm幅だと挟める毛束の量が少なかったり、セット力が若干弱いためこの幅はバランスが良く非常に使いやすいです。
初心者から中級者におすすめです。

5位:ワンダム ヘアアイロン AHI-251 (25mm)

メンズ人気No.1美容室OCEANトリコのヘアアイロンのベースモデル

カリスマ美容師の高木琢也率いるあの人気美容室、OCEAN TOKYOのオリジナルヘアアイロンのベースになったのがこのヘアアイロンです。オーシャントリコと色が違うだけで性能は一緒です。オーシャントリコが13,000円と高価なので、同じ機能が約半額で手に入ります。
性能は言わずもがなで、特殊加工プレートがしっかり髪をキャッチ。力を入れすぎなくてもセットが可能なので、髪への摩擦ダメージを低減。初心者でも様々なヘアアレンジを叶えます。定番モデルのひとつです。

4位:Nobby by TESCOM プロフェッショナルヘアーアイロン NIS2000(15mm)

サロンシェアNo.1ブランドNobbyから生まれたプロ仕様アレンジアイロン

美容室で最も使われいてるプロ用ブランドNobbyをベースに、一般消費者が誰でも使いやすいように開発されたのがこのNobby by TESCOM(ノビーバイテスコム)シリーズです。3万円ほどするプロ用Nobbyから、一部機能を削ぎ落として作られているため、ベースの機能は一流品。独自のコーティングプレートが滑りだけでなく適度なキャッチ力を残していて、抜群の使い心地です。

3位:Nobby by TESCOM プロフェッショナルプロテクトイオンヘアーアイロン NIS3001(25mm)

Nobby by TESCOMのスタンダードアイロンはパーフェクト

Nobby by TESCOMの最もスタンダードなモデルです。NIS2000のプレートは15mm幅に対して、こちらは25mm幅ですが、アイロンヘッドがかなり薄く作られているので、どちらか一本を買うのであればこちらのNIS3001がおすすめです。立ち上がりの速さは驚きの18秒と高速。髪質に合わせたモードも2種類搭載しているので、傷んだ髪でも安心です。NIS3001のみプロテクトイオンが放出されているので髪がまとまりツヤもアップします。

2位:ADST Premium DS2 (25mm)

完全プロ仕様。上級者におすすめの高級モデル。

プロの現場で実際に使用されるヘアアイロンがこのADSTです。
上下2枚のプレートには異なる加工(プレッシャーサークル&スチームドレイン)がほどこされており、挟む力を均一化。髪を押しつぶすことなくしっかり挟みながら熱をムラなく伝える事が可能。髪の余分な水分も逃がすので、セット力もアップ。綺麗に熱が伝わるので、少ない回数でヘアセットが出来、ダメージを抑制できるのが魅力です。価格もかなり高額なので、上級者におすすめです。

1位:ADST DS SLIM (19mm)

ADSTのスリムタイプ。メンズアイロンの決定版

2位のADSTの良いところを受け継ぎながら、スリム化したのがこのDS SLIMです。プレート幅19mmが絶妙で、セット力とアレンジ力を両立する素晴らしいアイロンです。セット時に髪に熱を奪われても、すぐに温度が回復するので最初から最後までしっかり適温でヘアセットが可能。メンズアイロンの決定版で、誰もが憧れる一本です。

まとめ

メンズアイロンの選び方とおすすめモデルをご紹介しました。
おすすめモデルは、どれを選んでも満足できるヘアアイロンだけを集めたので、予算に合わせて好みの物を選ぶといいでしょう。
目安として、6位以下は価格的にも機能的にも入門機のため、初めてのアイロンにおすすめです。
初めてのヘアアイロンでもこれから長く使いたい方や、新しく良いものに買い替えたい!というような方は5位以上のモデルを選んでいただけると、長く使えてより満足できると思います。
それでは是非この記事を参考に、自分に合ったヘアアイロンを見つけてみてください。

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